GO TO HEAVEN のマルさんからいただいたヒロさんの髪留め萌えSSです。





「ヒロさんの髪留め









野分がチョコと一緒にくれたパンダの髪留め
最初はちょっと恥ずかしかったのに
今じゃ本を読む時は必ず髪留めしてから読むようになった。 あれ? ないな…昨日確かココに置いといたハズなのに… あれがないと、髪が邪魔で読みにくいんだよなぁ
えーと、風呂場…にはない。
台所…ココにもない。
つか、パンダの髪留め…どこにいったんだろう? 別に野分からもらったからってわけじゃなく
髭のパンダだったから、結構気に入ってたつーか… 「ただいまです」 ヤバイ! パンダ見つける前に野分が帰ってきた。 「ヒロさん、何か探しモノですか?」
「え? 別に…」
「本もってなにウロウロしてるんですか?」
「や、コーヒー入れようかな、って思って…」 野分は疑わしいぞって顔してジっと俺を見てる
コイツは鈍い所は徹底的に鈍いくせに、変に鋭いところがあるから… 「いや、その…アレだ。パンダ、どこいった、かなって…」
「パンダ? あー、髪留めのことですね。風呂場は?」
「見た。風呂場にはなかった」
「じゃあ、ヒロさんの部屋じゃないですか? 昨日寝るとき本読んでませんでしたか?」 あっ…。そうだ、昨日ベットで本読んでて、たしかそのときもパンダの髪留め付けてた。
そのあと…いつの間にか寝てて…。 「多分、ベットのあたりに落ちてますよ」 急いで部屋に行ったら何故か野分までくっ付いてきて
でも、ベットの回り探してもパンダはなくて… 「やっぱり、ないなぁ…」
「あっ! ヒロさん、ホラッ!」 野分が布団をめくると、ポツンとパンダの髪留めが落ちてた。 「ヒロさん、本読みながら寝ちゃうから…今留めてあげますね」 野分はベットに落ちてたパンダの髪留めを手にとると
俺の前髪を手ですくって、パチンと留めてくれた。 「でも、ヒロさん…」
「な、なんだよ…」 大事にしてるんだぞ、これでも。
いつも前髪留めてるから、いろんなところに置きっぱなしにしちまうけど… 「これ、外では絶対にやらないで下さいネ。ヒロさんのおでこは人に見せてはダメです!」 なんだ、そりゃ? どういう意味だ?
つか、パンダの髪留めなんて、恥ずかしくって人前で出来るわけねぇだろ! 「こんなの、家でしかしねぇよ!」
「はい、俺にしか見せないで下さいネ。ヒロさん可愛すぎて心配になりますから」 やっぱり、鈍いんだコイツは。
いい年こいた男に、パンダの髪留め付けて、かわいいもくそもあるかっての
そんなこと言うの…マジで野分だけなのに…
冗談ではなく、本気で言ってるところが…恐ろしいというか、何というか… 「ヒロさんが気に入ったのなら、なくしても大丈夫なくらい沢山買ってきますから、家ではいつもそれ
してて下さいね」 野分はそう言って、俺のおでこにチュっと音を立ててキスをすると、
食事当番だから暖かいもの作りますって、台所に消えてった。 俺は野分につけてもらった髪留めをそっとさわった
コレをつけてる時は、いつもコレをくれた野分のことを思い出すから、
だから、いつもつけてるんだなんて絶対に言えないけど…

俺だけの秘密だ






今年のバレンタイン絵で描いた絵のパンダのパッチン留めに萌えて下さったとのことで、棚ボタでした!!
髪留めをするのが普通になってるヒロさんがかわいいです。
本読むのに邪魔だし・・・これ便利だし・・・って理由つけてるのがヒロさんらしいというか!

マルさん、ありがとうございましたー!軽い気持ちでネタ振ってみて良かった!すごい嬉しかったですー